震災以降、その喪失が胸にせまり、いくつかのつちびとを制作していましたが、今まで東北の方々に見て頂く機会がありませんでした。
でも、このたび宮城在住の道化師ぶんぶんさんが、 『東北につちびとを』と 豪商の屋敷跡で博物館となっている『斎理屋敷』での展示という道筋をひいてくださいました。
それに向かってつちびとのパネルを新たに制作し、そのパネルに囲まれた形で 東北に想いを寄せて生まれたつちびとのいくつかも展示する予定です。 やっと・・つちびと達は東北に行ける。そして、これを最初の一歩に出来たらいいなあと思っています。

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ぎゃらりいホンダは、私のホームのようなギャラリーです。場所も人もなじんだ場所。
東北と東京、2つの初めての場所での個展の間に 地元で個展を開く意味は大きいと思います。
こちらでの個展は 初めての場所での試みで我を失うかも知れぬ私を、ぶれないようにしてくれるのではないでしょうか。
11月15日にホンダで3度目となるライブをしてくださるドリアン助川さんの応援も頂き、故郷に戻った時に感じるような温もり溢れた展示会をお届けしたいと願っています。

■ぎゃらりいホンダのWEBサイトはこちらから




体調を崩した際に、やり残して一番後悔する事はなにかと考えた時、「東京に行きたい!東京でつちびとに会ってもらいたい」と強く思いました。
その本気度が今回の個展へと繋がったのではないでしょうか。
東京の個展での一番大きなテーマは 生きていることの無条件の肯定です。個展に向かって、私は『まるシリーズ』と名づけた胎児のように丸くなった多種のつちびとを作り続けています。
そして、更に新たな試みとして、来年の春まで何度かにわたって『つちびと通信』を発行予定。HPの連絡先に住所氏名と通信希望のご連絡いただければ、郵送をと計画しています。

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3つの個展は、異なることも多くありますが、繋がっています。
というか・・つちびとを介して大阪、東京、東北という3つの地域をつなげていけたらなあと切に願っているのです。